1,外壁のリフォーム

1,外壁のリフォーム 見積のポイント

1,外壁工事の中心になる価格帯は70〜200万くらいです。
現状の外壁と新たに施工する材料を何にするかによって大きく変わってきます。

 

2,見積は3社くらいに依頼して同じ条件で比較することをお勧めします。
一番のチェックポイントは外壁材の数量です。→u単位で書いていることを確認してください。
外壁張り替えの場合は雨樋の竪樋の取り外しも必要になります。
既存の外壁の上に新しい材料をある場合は窓廻りの板金施工も必要になるので注意してください。
又、きちんとこれを説明することが出来る業者を選んでください。

 

※以下は注意点と参考資料です。

住まいの寿命を延ばすための外壁リフォーム!

 

外壁は雨、風、日光、気温等の気候の影響を受けて劣化していきます。
したがって、東・西・南・北の向や風向き等で劣化の進み具合も異なってきます。

 

外壁のリフォームは、経過年数や症状によって方法が変わります。
美しさと耐久性を兼ね備えた工法で施工することが一番大切です。

 

建物の外部の一番の敵は水です。
したがって外壁工事は内部への侵入を防ぐバリアーでなければなりません。

 

外壁リフォームのタイミングチェックはここ!

 

色あせや変色。
汚れが目立ってきた。
水切りなどの金属部分にサビが発生してきた。
チョーキング現象:塗装の塗膜から白い粉が出てくる。
防水部分(コーキング)が割れ始めてきた。

>>外壁塗装工事の詳細へ

下記の症状の場合は塗装以外も検討してみましょう!

クラック(ひび割れ)が出来てきた。
塗装の剥がれ。
カビや藻が生え出してきた。
窯業系サイディング等で表面が柔らかくなったり孔が開き始めた。

 

これらの場合は塗膜(塗料)の劣化だけでは無く外壁材そのものの劣化が進行している場合
いくら素晴らしい塗料や下地処理をしても耐用年数うは大幅に落ちてしまいます。

 

塗装で仕上げても見た目はキレイに仕上がっていますが、早いもので半年もしないうちに症状が現れてしまう場合もあります。
塗装の専門業者では正しい意見が聞けないかもしれません。

 

外壁の種類と耐久性比較

材質

耐用年数(補修時期)

モルタル

15〜20年

窯業系サイディング

15〜20年

金属系サイディング

20〜30年 ※但し、塩害地域を除く

樹脂系サイディング

20〜30年

ブリック(薄型レンガ)

30〜40年 ※但し、塩害地域を除く

カラー鉄板

20〜30年 ※但し、塩害地域を除く

目地シーリング

10〜15年 ※但し、塩害地域を除く

 

 

外壁材比較

窯業系サイディング

主原料としてセメント質原料と繊維質原料を用いた成形セメント板

 

原料によって三種類に分けられる。
1.木繊維混セメント板系→セメント系の原料+木質系繊維
2.繊維混セメント板系→セメント質原料+無機質、有機質繊維
3.繊維混セメント、けい酸カルシウム板系→セメント及、けい酸カルシウムなどの無機質、有機質繊維
※以前は石綿(アスベスト)がほとんどのサイディングに使用されていました。

 

一歩進んだ高機能塗膜品
1.ニチハはINAXのナノ親水
2.KMEWはTOTOの光触媒技術+無機塗装
3.旭トステムは旭硝子コートアンドレジンのフッ素「セルフッ素」で親水性+防カビ防藻

 

デザインサイディングの塗替はクリヤー塗装が主流になってきました。
※クリヤー塗装は色が無い分耐久性も高い。

 

 

窯業系サイディングの欠点
これだけのシェアを誇る窯業系サイディングですが未だまだ下記の様な欠点はたくさんあります。
季節の温度差や気候の変化によって含水→伸縮→乾燥の繰返しがあるため耐力低下を起こします。
※窯業系サイディングは水や湿気を吸いやすいために伸縮が多い。

 

その結果釘止め工法等で施工された外壁はその廻りが割れたりもします。
又、目地コーキング等は割れたり表面の塗膜は劣化を引き起こします。
しかし、最近ではこの吸水率も大分改善されてきているようです。(商品選びで重要)

 

【親水性サイディング】

 

サイディングの表面にシリカ(Si)やフッ素
水蒸気を吸着する機能をもつ物質を塗布する、
外装材の表面に常に水の薄い膜を形成し、
静電気の発生や汚れを付着しにくくして、
長期間にわたり綺麗な状態を保つことができるサイディングです。

 

メーカー 商品名称
パナソニックやじ(KMEW)→ 親水セラ
ニチハ→ マイクロガード
INAX→ ナノ親水
旭トステム外装(AT WALL) →
セルフッ素コート
セルクリンコート
セルクリンコート・ライト

 

【光触媒サイディング】

 

光触媒サイディングとは、サイディングの上に酸化チタンなどの
紫外線によって有機化合物を分解する機能をもつ物質を塗布する
長期間綺麗な状態を保つ

 

 

メーカー 商品名称
パナソニック(KMEW)→ 光セラ
TOTO →ハイドロテクトコート

>>サイディング工事へ

 

 

金属系サイディング

 

金属系サイディングは、鉄やアルミニウムなどの板材に、
発泡系樹脂断熱材を補強材として成形された外壁材です。

 

非常に軽量ですので、施工が楽
リフォーム向

 

綺麗な仕上がりになります。

>>サイディング工事へ

 

 

モルタル塗り壁

 

防水紙+ラス+セメント下塗り+中塗り+上塗り+吹付塗装
といった昔からある工法
延焼を抑えるためによく利用されているが、防火サイディング等の普及によって
減ってきた工法
しかし、サイディング等のボード類では施工がむづかしい曲面や表情が
容易につけたり出来ることから根強いファンもいる

 

現場施工になるので、職方の腕と知識、経験も必要とあってコスト高の傾向にある。

 

施工状態は気温、天候等に大きく左右されやすいのでしっかりとした技術が必要になります。
この出来不出来によってはクラックを起こしやすく雨水が侵入して内部の構造体が腐って
しまう心配がある。

 

この工法を業者に依頼される方は基本を是非押さえて起きましょう。

 

モルタル塗り工法の基本

 

 

タイル壁

耐候性や耐久性に優れている

 

外壁材は磁器質
せっ器質

 

工法に湿式と乾式がある
専用金具や専用ボンド乾式

 

コストが高い
剥離などの欠点

 

下地材の劣化が分かりにくい
雨水の侵入などによる下地の劣化がわかりにくい

 

美観は良い

 

 

ALCの壁

 

軽量気泡コンクリートを指します。

 

別名へーベル

 

コンクリートなのに軽量

 

コストが高い
メンテナンスが大変
塗料にもお金がかる

 

長期間メンテナンスが必要
塗装によって金額が大きく変わる

 

土塗り壁

 

竹小舞を編んで粘土、砂、藁すさを練ったものを塗って仕上げていく工法
古くは、外壁、塀等に使用されていました。

 

仕上げ工程も多く非常に手間がかかることと職人不足等で、
最近ではほとんど見られなくなってきました。

 

 

 

羽目板の壁

注:羽目板とは?内装外装材として用いられる言葉でその工法によっても幅広い意味で用いる単語

 

下見板(横張り)
材質は無垢材で桧、杉板、ヒバ、サワラ材などが水に強いことから使われてきました。

 

 

和風住宅や木の風合いが好みの方には人気があります。
表面のお手入れは白木専用の塗料などがあります。
海岸が近くで潮風の影響が強いところなどは昔からよく利用されている。

 

雨風による風化作用は大きい反り、乾燥収縮、ひび割れ

 

メンテナンスは定期的に必要
メンテナンスを怠ると建物の寿命に大きく影響します
防火性能は期待できません
注:使用できない地域あり

 

 

 

 

 

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